MVNOが回線を持っていない理由
MVNOの格安SIMは、各MVNOの公式サイトか、家電量販店経由で申し込むことが可能です。
この格安のSIMカードが格安といわれている理由は回線です。
MVNOは携帯電話専用の回線やアンテナ・基地局を持っていません。
docomoやAUに回線使用料を支払って、アンテナや基地局を借りることで、携帯電話サービスを提供しています。
キャリアの回線は、余裕をもたせている
回線というのは、水道のパイプのようなもので、
細い水道管に流せる水の量には限りがあります。
インターネットや通信回線も同様で、太い回線には多くの利用者が一斉に利用しても耐えうる能力を持っています。
こうした理由から、docomoやAUで回線が遅いという悩みはあまり無いですよね。
それなりの料金を払っている分、余裕のある回線を提供してもらっているということになります。
回線に余裕を持たせないことで安くしている
MVNOは、docomoやAUの保有している回線を細く分割したものを利用者数の増加に応じて借り足していくイメージですので、その時期の利用者数と用意している回線の太さによって、遅くなってしまう時期や時間帯があります。
格安SIMでよく言われるのが、朝の通勤時間帯・お昼休みの時間帯・深夜帯、この3つ時間帯は、利用者がインターネットをよく利用する時間帯で混雑し、通信速度が低下すると言われています。
当然、キャリア契約であっても、混雑時間帯は、通信速度が低下しますが、
MVNOの方が回線に余裕を持たせていないため、顕著に現れがちです。
とは言え、フルハイビジョン等の高画質動画でも見ない限り、それほど不満に感じることはありません。
逆に言うと、
高画質動画を見る人には、オススメできない。
こうした理由から、HD画質等の高画質動画を頻繁に視聴する方は、余裕のある回線を用意しているキャリア契約の方が、快適に動画視聴できるでしょう。
格安SIMをオススメ出来る人
逆にいうと、
外出先など、「Wi-Fi環境のない所では、動画は見ない。」
という方には、非常にオススメできるのが、格安SIMです。
通信速度を必要とされる使い方をしない限りは、
特に不満を感じることなく、月額料金が2,000~3,000円程度に抑えられるわけですから、これは見逃す手はありません。